自己欺瞞を使いこなせば生きやすい?


こんにちわ、リーマン取扱説明書です。

私は通勤のルーティンとして、駅まではVOICYでニュースを聞き、電車に乗ったら本を読むという生活を続けています。
ですが先日うっかり本を忘れてしまいました。
いつも通りいかない不快感を感じていましたが、いつもより長くニュースを聞くことができた朝でした。

この私の行動は、自己欺瞞(じこぎまん)ともいえると思います。
私の本当のしたいこと(本を読む)を
「いつもより長くニュースを聞いていられた。いい一日だ!」
と思ってもいないことで自分を騙し、正当化して何とか悪い気分になるのを回避したのです。

実は、この欺瞞という行為は私たちにはなくてはならないものなのです。
そのことについて書いた記事となります。
ですが、どんな人にも当てはまるわけではないので、用法容量を守り適切にご覧ください。

みんなしている自己欺瞞

皆さんの普段の生活の中で、本記事の冒頭のような体験をしているはずです。
「電車に乗り遅れたけど、次の電車が混んでいなかったからラッキー!」
「お昼の時間がない!でもダイエットしているからよかった!」
「お酒飲んでしまったけど、人間関係を良好にできたからよし!」

と思っていますが、本当は…

「さっきの電車に乗りたかった…」
「お昼抜くと元気でないんだよなぁ」
「医者からお酒禁止されているんだよなぁ」

と思っているはずです。
ですが、私たち人間は精神的に不快な感情をシャットアウトするために、
いや!さっきの出来事は正しかった!
と正当化してマイナスな感情を無理やりプラスにするのです。

そうすることで、自分が余計に傷つくことを避けているのです。

やりすぎると危険!?!?

自己欺瞞とは、自分を騙すことです。
自分を騙し、正当化しさっきの行動は正しかったと思うことで自分がマイナスな感情に侵されてしまわないようにするのです。

ですが、なんでも自分を正当化するということはよくありません。

「約束を守れなかったけど、体力を温存できた!」
「毎日お酒を飲んでいるけど、ストレスを無くせた!」
「野菜食べていないけど、野菜は農薬だらけだから食べなくていい!」

自分を守るはずの自己欺瞞が、なんでも正当化することによって自分を悪い方向へと進ましてしまっているのです。

まるで、過剰に反応する自己免疫細胞のようですね。

心の自己免疫細胞でもある、自己欺瞞を適切に働かせるためには
やってしまった行動に対して続けていいものか?
ダメなものか?

を考えることです。
精神を強く保ちつつ、自分の成長につながるように自己欺瞞を人生に活用していきたいものです。