真面目がダサいと思っていますか?


こんにちわ、リーマン取扱説明書です。

先日、会社の研修を受けている中で気づいたことがあります。
「なんだか、不真面目な人が多いな」
パソコンでの研修でしたが、画面の向こう側の皆さんの目は人形のように生気がありませんでした。何なら少しスマホが見えています。
思い返すと、このような現象は学生時代に特に顕著に出ていました。
事前の課題や提出物も出さない。
意見を出すように指名されると、ハッとした表情になりつかみどころのない答え方をする。

今回の記事は、このようなことが起こる原因と解決について書いていきます。
※まじめにやらない理由として「単純に興味がない」、「やる気がない」という場合は除いています。

真面目にやらない心理

人の信者になっている感じがして嫌

大学の授業でもそうでしたが、一番前の席に座っている人は高い確率で教授に対して狂信的でした。
そんな人たちを見て、なんだか不自由な人だなと思っていた頃が懐かしく感じます。
人間は精神的に縛られるのを好ましく思わない人が多いです。
また、縛られていると思われたくないのです。
人から見て不自由な人間だと思われるのが嫌で、真面目にやらないことで自分の自由さをアピールしているのかもしれません。

よっぽど暇だと思われるのが嫌

「自分の本業の仕事、勉強があるのにこんなところで真面目にやって暇なんですね。」
こんなことを言われているような気がするのは私だけでしょうか。
ビジネスマンは日々の業務が忙しく、業務以外のことに時間を割くのを嫌がる人もいるのが現状です。
そんな中、研修などのように日々の業務に直結しないものは優先順位的に低くなる傾向にあります。
そんな優先順位をつけている人が多い中、優先順位が低いものを真面目にやっている人を見て、「この人暇なんだな」と思うのです。

積極的な変人と思われるのが嫌

「先生!目が悪い人は黒板に近い席にしたほうが絶対にいいと思います!」
小学生の頃、席替えの時にこのような発言をするA子ちゃんがいたことを覚えている。
眼鏡をかけた彼女の友達が少し黒板から離れた席に座っているのを見て気遣っていたのだろう。
「大丈夫!全然見えるよ!」
彼女の友達はそう言っていたがA子ちゃんは止まらない。
実際A子ちゃんの友達の視力は0.8くらいなので極度に目が見えないというわけではなかった。
だが、A子ちゃんが駄々をこねるため席替えの時間が押してしまい、クラス皆の休み時間を削る羽目になった。
結果、A子ちゃんは変わった子という印象になってしまった。

上の事例のように
ここではあまり重要ではないだろ!と思うような会話を真剣に議論し始めると人は「論点がズレている変人」とレッテルを貼ります。
しかも決まって論点がズレたことを真剣にやる人はどこかズレた人が多いです。
また、そのような人は周囲から見ても目立つのでとても印象に残ります。
そのような経験から真面目にやっている人=変人
という方程式が出来上がってしまっています。
「自分は変人と思われたくない」
そういう思考が真面目にやることを避け、積極性を奪う結果となってしまうのです。

どれも真面目にやらない理由にはならない

どの理由も、結局人の印象を気にした行動に過ぎないことが分かります。
人の目を気にするなという言葉が最近になって広く浸透している気がします。
ですが、悪い印象を持たれてしまうと思うときに限って人の目を気にしがちです。

私も、人から仕事ができる人だと思われたいですし人並みの承認欲求はあります。
ですが、それが物事を真面目にやらない理由にはなりません。

使い古された言葉ですが、真面目に受けないと時間もお金も無駄になります。結局受けなくてはならない研修や授業なんですから、やるなら身につくように真面目に取り組んだほうが印象も悪くならないし建設的です。

もしも、自分の印象が悪くなるのではないかとまじめにやっていない方がいるのでしたら一度真面目に取り組んでみてはいかかでしょうか。
ただし、先ほど私が説明したように発言をするときに論点があまりにもズレていたりすると逆効果、つまり変な人と思われてしまうこともあるのでしっかりとTPOをわきまえて取り組んでください。

何度も言いますが真面目にやること=変な人ではないので安心して日々の行動に真面目に取り組んでください。